平塚剛史|木製椅子|木工家具職人|松岡茂樹blog|2016,1,26

オーダー家具|無垢家具|職人の工房【KOMA】

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2016,1,13/平塚 剛史





あけましてのつづき。



【平塚 剛史



センセイとよんでいる。


大学の建築科を出ていて建築士、木工技能士などの資格を持っているからだ。

だからCAD図面など朝飯前だ。

建築の現場監督や家具職人など社会人経験も豊富だ。

宮崎県出身の30歳。

姉妹に挟まれた長男で幼少期に角という角、牙という牙を全て削られたと本人は言うが、負けず嫌いで意地も根性もしっかりある。

プライドばかりが高いヤツっていうのは箸にも棒にも引っかからないが、無いなら無いでそれに伴って意地も根性も無い人っていうのも多い。

センセイの場合は下らねえプライドだけが丁度良く削られたのだと思う。



2014年の12月に面接にやってきたが、俺はすっかり忘れていて、とある忘年会の予定を入れてしまっていた。


急遽、忘年会が面接の場となった。


40名ほど集まる賑やかな忘年会で、ミス日本橋など奇麗どころの集うテーブルにセンセイを座らせた。

「あとよろしくね〜」

放ったらかして俺はさっさと他のテーブルへ。


数時間後

「ゼッタイ採用〜」と彼女達。

「OK!んじゃ採用で!」

コレで決まった。


いいかげんに思われるだろうが、結果的にコレが実に良い面接となった。

知らない人たちとの初めての席での社会順応性。

長いものには巻かれろ。
郷に入っては郷に従え。

社会人はまずコレであると思う。

そんな事も出来ないヤツにちゃんとトンがることなんて出来ない。
だってそのための素養は自らが構成した環境と人が与えてくれるからだ。

カタ破りっていうのはカタがあってこそ。
カタが無いのをカタ無しって言う。

トンがるっていうのは、ココだけは!って一点に関してだけで良い。
言い方を変えれば、その一点を持ってる人の方が少ないからそうならなくていい人がほとんど。

だからその一点を見つけるまでは巻かれて従いながら順応するのが正解。

何も無いのにトンがってるとハリネズミの様な状態になるが、品格に欠けてみっともない。
まあ少し前の俺の事だが。。。笑



話がそれたが、とにかくセンセイはあらゆる面でKOMAにとって必要な人材だ。

まずは元々持っている図面作成や構造把握などのスキル。
これにより俺や亀井が多くの業務から解放されて新たな挑戦に向かえる。

明るく温和な性格は全体に良いムードメーカーになってくれる。

彼の社会人経験は会社としてまだまだ未熟なKOMAに多くの改善をもたらしてくれる。

そして、まともな社会人経験を持つ者がいないKOMAメンバーに社会人として当たりまえの事をきちんと体現してくれる。



先日、自分が体調を崩した時に思った。

人間いつどうなるか分からない。

医者にどうしたの?ボロボロだよ?って言われた。
健康、頑丈だけが取り柄に思っていたからビックリした。

今日の帰りに事故に遭うかもしれないし、大きな病を煩うかもしれない。

そんな事を考えて生活していてもしょうがないが、可能性としてはゼロじゃない。
そして、何が起っても生活をしていかなければならない。

でも、俺は不安じゃない。

俺に何があっても支えてくれるだろうと思えるし、俺も支えたいと思える仲間がいてくれるからだ。


仲間さえいれば大丈夫だ。
何とかなる。
何とかしてくれる。

何よりも掛け替えのないものは仲間なのだ。


俺たちは社会で生き残るために集まった一つの群れであると思う。
開業から1年で50%の会社が潰れる。
10年残るのは5%と言われている。
熾烈な生存競争の中で生き残るために、群れを中心に互いが役割を全うし仲間を支える為に責任を果たす。
コレが仲間だ。


まだ一年の付き合いだが、センセイも全面的に信頼のおける掛け替えのない仲間である。

彼とのストーリーはまだまだこれから創られていくのだ。


そんな彼になついて「平塚さんと一緒に住みたい」なんて言ってるヤツがいる。

19歳になったばかりの佐藤竜だ。


佐藤竜につづく。