2015,2,9/職人女子/武内舞子 その2
「職人女子/武内舞子」のつづき。
職人の世界ではよく、若い衆に何年間は木とか道具を触らせねえ!とか言うけど、
俺はゼンゼン関係ねえ。
下らねえと思う。
出来る子に出来る事をドンドンやらせたい。
それも少し背伸びしたぐらいのコトを。
出来たんならもっと上のコト。更にもっと上のコト。
出来なかったらやらせない。ただそれだけ。
本人次第。諦めても良いし、悔しいから練習するも良い。
どっちでも良い。ただ、求めるんなら、いくらでも教えるし付き合うつもり。
色々チャレンジさせてみて半年。
とにかくこの子はドンドン出来るようになる。
手つきに「理」がある。ちと別格。今のところは天井知らず。
若さ特有の邪魔なプライドもまだあるが、きちんと意地もあるところがカワイイ。
それに、若い時期はエゴイストであるべきだと思う。
この若い時期に、何もかも忘れてただ打ち込む数年間を過ごしてほしい。
何をするにしても今後の人生の糧になると思う。
「くりかえしくりかし」だ。それの積み上げ。
若い衆が求めるならいくらでもステージは用意するのも親方の仕事。
そんな時にTVの密着取材の話が来た。技術を通じた俺とこの子のキズナの話。
乞うご期待!!
「くりかえし」に続く。